わかりやすいC型肝炎の治療なび

わかりやすいC型肝炎の治療なび

C型肝炎を治療するための最新情報ガイド

薬害C型肝炎

薬害C型肝炎について、歴史や訴訟、助成金などの概要をまとめました。

輸血の際に感染する危険性がある薬害C型肝炎とは

薬害C型肝炎問題とは、輸血の際にC型肝炎ウィルスに汚染された血液凝固剤を投与されたことが原因で、C型肝炎ウィルスに感染してしまった医療事故のことです。
血液凝固剤とは、人間の血液から抽出して作りますが、血液の中にC型肝炎ウィルスが潜伏していれば、抽出されて作成された血液凝固剤にも、C型肝炎ウィルスは潜伏していることになります。
これを体内に投与されれば、C型肝炎ウィルスに感染してしまうのです。
この医療事故によって、かなり多くの人がC型肝炎に感染しました。

なぜ感染者拡大を食い止めることができなかったかのでしょう?
理由は、かつて、輸血に使用される血液がC型肝炎に感染しているかどうかについて、十分に検査する方法がなかったからです。
そのため、感染した血液から多くの血液凝固剤が作られ、多くの病院に回ってしまいました。

特に、フィブリノゲンという血液凝固剤は、1988年以前、非常に多くの病院で使用されており、このフィブリノゲンが、薬害肝炎を最も拡大させた要因とされています。

訴訟の歴史

2002年、薬害肝炎の患者16名が、集団提訴に踏み切りました。被告は、国、田辺三菱製薬、ベネシス、日本製薬。
東京地裁、大阪地裁、福岡地裁、名古屋地裁、仙台地裁と、次々に裁判を起こす事態となったのです。

2006年、大阪地裁が国と製薬会社の責任を、一部認める判決を言い渡しました。
これを皮切りに、次々に同様の判決が出される一方で、仙台地裁は、国に責任はないとして、原告敗訴の判決を出しました。

その後、原告と被告は和解案を進めてきましたが、418人リスト問題と呼ばれる、被告側の事実隠蔽工作が疑われる問題が浮上し、国と製薬会社は厳しい非難にさらされることになります。
そうした中で、原告団と政府はようやく基本合意に至りました。
薬害肝炎を含めた国内350万人の肝炎患者に対し、救済策を講じる
こうした法案を、与野党一致で可決させました。

被害者への給付金

C型肝炎の患者に対し、症状に応じて、国から以下の給付金が支給されます。
給付金を受けた後に症状が悪化した場合には、追加で給付金を受けることが可能です。

  • 慢性C型肝炎による肝硬変・肝がん・死・・・4000万円
  • 慢性C型肝炎発症・・・2000万円
  • 慢性C型肝炎感染【キャリア)・・・1200万円
pagetop