わかりやすいC型肝炎の治療なび

わかりやすいC型肝炎の治療なび

C型肝炎を治療するための最新情報ガイド

主な原因

C型肝炎のウイルスに感染する原因を紹介。C型肝炎の発症に至る経緯を解説しています。

C型肝炎の感染経路とは

C型肝炎の治療の前にまず知っておきたいのは、なぜC型肝炎を発症したのか、ということ。感染経路を知ることは、治療の第一歩と言えます。

血液経由で感染する

C型肝炎は、血液を介して感染する病気です。空気感染や経口感染はしません。

もっとも多い感染経路は、輸血や血液製剤を介した感染。C型肝炎ウイルスが発見されたのは、1989年のこと。それまではウイルスの存在そのものが知られていませんでした。そのため、輸血される血液や、血液製剤にC型肝炎ウイルスが存在していても、そのまま体内へウイルスが送り込まれてしまっていたのです。

特に、多くの医療機関で使用されていた血液製剤であるフィブリノゲン製剤は、C型肝炎のリスクがあることで知られています。1994年以前にフィブリノゲン製剤での治療を受けた方は、これが原因でC型肝炎を発症した可能性があります。

また、針が使い捨てになる前は、使いまわしによる感染も多かったと言われています。

現在の感染経路とは

もっとも、現在では輸血や血液製剤での感染はほとんどありません。では、現代のC型肝炎の感染経路はどこにあるのでしょうか。

いま問題になっているのは、ピアスや入れ墨で不衛生な針を使用したり、覚せい剤の回し打ちだと言われています。また、不衛生な環境での鍼治療でも感染の可能性があります。医療での感染の心配はほぼなくなりましたが、依然としてC型肝炎のリスクはゼロではありません。

しかし、こうした感染のリスクは気を付ければ避けられる場合もあります。
違法行為である薬物に手を出さないことはもちろん、自分でピアスを開けるのは止めたほうが良いでしょう。また、美容系・医療系の針を使用する、脱毛や鍼治療、ピアス、タトゥーなどの施術は、しっかりとした設備のある医療機関で施術を行う必要があります。

感染経路についての誤解

C型肝炎がクローズアップされるきっかけとなった、フィブリノゲン製剤での薬害肝炎以降、「うつる病気」という認識が広まったばかりに周囲が敏感になり、時には患者への差別を招くことになりました。

C型肝炎の感染経路は不明な場合も多いのですが、あくまでも血液を介して感染するものなので、感染した血液に直接触れることがない限りは基本的に感染する可能性は低いです。患者の手が触れただけでは感染しないほか、一緒に食事や入浴をしても問題ありません。
極端な例ですが、自分と患者の手に切り傷があり、血が出た状態で傷が合わさるように握手をすれば、血液が混じり合って体内に入ってしまうこともあるでしょう。それぐらいの状況でなければ、日常生活における感染はむしろ難しいものです。

ただ、カミソリや歯ブラシは、頬や口内に、自分でも気づかないくらいの小さな傷をつくってしまうことも。そこから感染してしまう可能性はあるので、他人と共有することは避けたほうが良いでしょう。

そのほか、出産を通しての母子感染や性行為による感染も言われますが、その感染率はかなり低いです。しかし、可能性がゼロではないので、妊婦健診には血液検査が含まれており、性行為には避妊具の使用が推奨されています。

「感染症」と聞くと、病気がうつるという事ばかりがクローズアップされるため、それが災いして患者に対しての偏見に繋がることもあります。
偏見は、その事について知らないことへの恐怖と思い込みからくるのかもしれません。しかし、C型肝炎に関する正しい知識を持てば、それがなくなって安心感も生まれます。検査を受ければ早期発見できるし、治療が可能なので、なおのこと心強くなります。
もし、身体のことで心当たりがある場合は、これからの健康を守るためにもすぐに血液検査を受けるようにしてくださいね。

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