わかりやすいC型肝炎の治療なび

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AST(GOT)の数値の意味とC型肝炎

ここでは、血液検査などで肝臓の状態をあらわすAST(GOT)の数値の意味と、C型肝炎との関連について解説します。

C型肝炎とAST(GOT)値の関係

AST(GOT)とは、体内で作られる酵素の一種です。
肝臓や心臓などで作られる酵素で、それぞれの臓器に異常が生じると、酵素は血液中に流れ出します。
血液検査を受けた際、AST(GOT)の数値が高い人は、肝臓などの臓器が弱っている証拠となります。
C型肝炎の場合も、AST(GOT)の数値が上昇するのが一般的です。

通常、AST(GOT)単独の数値だけで臓器の異常を診断するのではなく、同じく肝臓の状態をあらわすALT(GPT)の数値と合わせて診断し、二つの数値の相関関係を分析して、可能性の高い病気を推定します。
再検査や精密検査を受けるべきかどうか、という判断材料になるというわけです。

数値の正常範囲は、0~40。最新の研究では、31を上回ると、何らかの肝障害が発生している可能性がある、とも言われます。
また、アルコールを飲むと、一時的に数値が上がって正確な診断ができないため、血液検査を行う前日には禁酒が鉄則です。

AST(GOT)値が上がるとどうなるか

AST(GOT)の正常値の上限は40
その数字を上回ると、下記のような病気が疑われます。

  • 41~100の場合・・・初期の慢性肝炎、初期の肝硬変の疑いがあります。この程度の数値でも、治療が必要な段階に入っている人もいるので、必ず精密検査を受けて、専門医から適切な指示を仰ぎましょう。
  • 101~500の場合・・・C型肝炎、肝硬変など、様々な肝臓病の疑いがあります。また、肝臓病のみならず、バセドウ病や心筋梗塞の疑いもあるので、早めに専門医の精密検査を受けましょう。
  • 501~1000の場合・・・アルコール性肝炎や薬剤肝炎などが疑われます。C型肝炎の可能性もあります。一刻も早く専門医の診断を受けましょう。
  • 1001以上・・・劇症肝炎が疑われます。すでに治療中や入院中の人が多いでしょう。

C型肝炎は、自覚症状の薄い病気です。
微熱やだるさなど、軽い風邪と同じような症状が続き、その間に病気が進行しているという恐ろしいものです。

したがって、特に目立った体調不良の自覚はないものの、AST(GOT)やALT(GPT)の数値だけはとても高いといった人は、まずは専門医の診断を早めに受けるべきでしょう。
自覚症状が現れてからでは手遅れ、という事態もあります。

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